2024年10月19日

毎日新聞・みんなの広場への投稿「漫画」

「漫画」漫画は私の「大恩人」です。小学4年の時、親が「学習漫画 日本の歴史」という全18巻の本を買い与えてくれました。私は漫画大好き少年だったのですが、頭に「学習」とついているので、「何やら難しいことが書いてあるんじゃないのか」といぶかりながら読み始めました。ところがこれがものすごく面白く、毎日夢中になって読み続け、あっという間に全18巻を読破してしまいました。そして歴史上の人物やさまざまな事件などの歴史用語も、何の苦もなく覚えてしまったのです。これで私は歴史が大好きになり、高校受験や大学受験でも大きな力になりましたし、その後の自分の人生にも大いなる潤いをもたらしてくれました。そして歴史にとどまらず、好きな作品の単行本は今でもコンスタントに集めています。我が人生に楽しみと潤いをもたらしてくれた漫画と漫画家さんたちに大感謝、そして大あっぱれ!
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2024年05月01日

ちばてつや「ひねもすのたり日記」第6巻への感想(投稿)

子どものころからマンガが大好きで、その中でもちばてつや先生は、私にとってダントツのナンバーワン漫画家です。スッキリしていて柔らかな温かみのある絵柄、人間臭い登場人物たち、シリアスとコミカルが巧みに散りばめられたストーリーにずっと魅せられてきました。その「レジェンド」ちば先生の貴重な連載作品「ひねもすのたり日記」は、短編ながらオールカラーで、ちば先生の「今」と「来し方」をタイムスリップしながら楽しめる、魅力たっぷりの作品です。

今回の第6巻で特に印象的だったのは、「ともだち」のエピソードでてつや少年がジュンくんからもらったコインの話。「吾れ唯足るを知る」という言葉とこの形は知っていましたが(河合克敏さんの高校の書道部を描いた秀作「とめはねっ!」で、京都・龍安寺の石庭の片隅の水桶として紹介されています)、これがコインになっているのは知りませんでした。

松本零士さんとの思い出の数々も楽しいですね。あの押し入れにしまい込んだ縞々パンツの山は「男おいどん」そのものですね(笑)。

そして手塚治虫御大マンガが「悪書」扱いされていたころの「焚書事件」、こんな事件があったことを初めて知りました。「焚書」って、始皇帝じゃあるまいし、戦後の民主国家日本でこんな「凶行」が行われていたとは…絶句です。

私は小学生時代に読んだ「学習漫画 日本の歴史」歴史大好き少年になり、それが学校の社会科の成績や高校受験・大学受験にも大いに力になってくれました。また新しいジャンルを知るにもマンガはとても効果的で、ちば作品では「のたり松太郎」で知った相撲の世界がとても新鮮でした。マンガは私にとって、知性と教養と長く続く趣味をもたらしてくれた「親友」なんです。

未だにマンガを「低俗・子供の読むもの」と糾弾する「インテリ気取り人間」はいるんでしょうけど、そういう連中はまず間違いなく「読まず嫌い」なんだと思います。そんな輩には、私はこう叫びたいです。

「とっても楽しくて、面白くて、しかも勉強にもなる。マンガほど魅力的なメディアはないですよ。アナタもカッコつけてないで、一度読んでごらんなさい!」
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2024年03月05日

ポーランドの高校生との会話(ゴルゴ13について)

よく聞いて下さいました! これは今でも長期連載継続中の漫画キャラクター「ゴルゴ13」です。ゴルゴ13はプロの狙撃者・スナイパーです(手にしているのはゴルゴの愛銃・アーマライトM16というライフルです)。日本人または日本混血と思われますが、国籍や年齢、履歴、思想・信条などはほとんど不明。世界のあらゆる国の機関や個人から仕事を依頼され、世界のあらゆる場所で要人の暗殺、物品や施設の破壊や爆破などの仕事を完璧にこなす、超A級のプロフェッショナルです。ゴルゴ本人のキャラクターの魅力、ストーリーの面白さに加え、世界各国が舞台になり、最新の世界情勢を反映していますから、読みながら国際感覚が養われます。

1968年から始まった連載は実に50年を超え、3年前に作者のさいとう・たかを氏が亡くなった後も連載が続いています(これはさいとう氏が、ご自身が世を去った後も連載が続けられるようなシステムを造り上げていたからです)。私は高校生の時にゴルゴを読み始めましたから、年齢的にはちょうどFunkyさんぐらいかな?単行本は200巻を越え、総発行部数は3億部以上!「ゴルゴ13」は、日本漫画史上に永遠に残る不滅の金字塔なんです。
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2021年01月20日

「広く浅く」人間の自分/幅広い好奇心? ただの器用貧乏?:(1)マンガ

【 マンガ:わかりやすく、楽しく、学びにもなる、すばらしき総合芸術 】

 先に述べた通り、私の歴史好きはマンガをきっかけに始まり、それは人生に大きな楽しみをもたらしてくれた。この経験から私は、マンガのわかりやすさと楽しさを存分に味わうとともに、物事を学ぶには、この「わかりやすい」と「楽しい」が絶大な効果をもたらすことを、身をもって知った。

 マンガを読み始めたのはいつ頃からだったか、はっきり覚えていない。小学校の低学年の頃にはすでに読んでいたと思う。その頃は週刊誌を兄弟や友だちとワイワイ言いながら読むだけだったが、中学生のころから好きな作品の単行本を買うようになり、本棚にはマンガの単行本がズラリと並ぶようになった。
 
(ちなみにこの頃の私は、活字の本は教科書以外はほとんど読まず、学校から帰って家で読むのはマンガばかりだった)

 この頃好きだった漫画家は、手塚治虫、水島新司、本宮ひろ志、赤塚不二夫、矢口高雄、永井豪、ちばあきお、つのだじろう、などの方々だが、特に私が好きだったのはちばてつやだ。あの温かみのあるすっきりした絵柄と、登場人物の人間臭さ、そしてシリアスとコミカルが巧みにミックスされたストーリーが大好きだった。「ちかいの魔球」、「紫電改のタカ」、「ハリスの旋風」そして「あしたのジョー」。忘れえぬ名作だ。

 高校生から大学生になると、次第に大人向けの作品も読むようになった。「ゴルゴ13」「カムイ伝」「ブラックジャック」「火の鳥」「アドルフに告ぐ」「俺の空」「浮浪雲」などなど。さらに社会人になると、「ホテル」「島耕作」といったビジネス物、「沈黙の艦隊」「ジパング」「太陽の黙示録」「寄生獣」などの国際派・社会派作品も読み始めた。ちばてつや作品では、「おれは鉄兵」(剣道)や「あした天気になあれ」(ゴルフ)も好きだったが、相撲界を描いた「のたり松太郎」が新鮮で、とりわけ興味津々に読んだ。
 
 そして今。週刊誌や隔週誌は読まなくなり、買うのは単行本のみになっているが、コンスタントにマンガ読みは続けている。ちなみに今集めている単行本は、「ゴルゴ13」「相談役 島耕作」「黄昏流星群」「昭和天皇物語」「信長を殺した男」「プリニウス」「オリンピア・キュクロス」「女子柔道部物語」そして「ひねもすのたり日記」だ。これ以外にも面白い作品はたくさんあるのだろうが、これ以上手を広げるとマンガ読みに時間を取られすぎるので、ここまでに抑えている。

 ただし、読んでいるのはこういう連載中の新刊だけではない。フッと急に思い出して読みたくなり、アマゾンで全巻をひとまとめに買ってしまうこともたまにある。ここ半年間でも、「大いなる完」「BE FREE!」「オフィス北極星」「とべない翼」「エースをねらえ!」さらに「あしたのジョー」(愛蔵版)を全巻大人買いした。「いい歳して」とお思いかもしれないが、好きなものは好きなんだから仕方がない。還暦を過ぎてもこういうガキみたいなところが残っているのが、私という人間なのだ(と開き直る 笑)。

 さらに今、私は「マンガ 日本の古典」(中公文庫)を読んでいる。前から興味はあったのだが、新聞広告で「東大最強のクイズ王 伊沢拓司推薦!」と派手に謳っているのが目に留まった。別にこの宣伝文句に惹かれたわけではなく(民放の番組をほとんど観ない私は、この人のことは全く知らない)、日本の古典の名作は一度は読んでおきたいと思っていたので、これを機会に全32巻をセットで買い求めた。

 ここで、世のインテリ気取りの人たちは言うだろう。「マンガで日本の古典を読んだ気になっているのか? 原典を読まなきゃ意味がないじゃないか!」

 確かに、古典を真に味わうには原典を読むのが一番いいだろう。しかしこれは、専門家やマニアの人ならともかく、一般の人にはかなりハードルが高い。私自身、高校時代に古文で古典文学を習った時、「今昔物語」や「平家物語」あたりはけっこう読みやすかったが、「源氏物語」は極めて難解で、古語辞典にへばりつきながらかなり難渋して読んでいたのを覚えている。

 日本の古典文学の名作は、世界に誇るべき作品群だ。日本人としてはライトにでもいいから、自国の古典のすばらしさに触れておきたいものだ。だから原典のハードルの高さに尻込みして、この世界に踏み込めずにいるのはもったいない。まずは足掛かりとしてマンガから入り、さらに興味が沸いたら現代語訳を読み(たとえば源氏物語なら、与謝野晶子、瀬戸内寂聴、角田光代といった錚々たる方々の現代語訳が出ている)、最後に原典に取り組む。こういうステップを踏むことができれば、日本の古典のすばらしさを知る人たちが増える。たとえ最後の原典まで辿り着かなくても、マンガで終わっても現代語訳でとどまっても、全く読まずに人生を終わってしまうよりははるかにいいと思う。

 マンガは、日本が世界に誇るべきすばらしい総合芸術だ。そのすばらしさに魅せられて、私とマンガとのお付き合いは50年余にわたって続いてきた。そしてこれからも、たぶん我が命が尽きるまで、マンガとの関わりが途切れることはないだろう。私は生涯、マンガとのご縁を続けます。マンガさん、漫画家さん、そういうことなので、これからもよろしく!

 そして世のインテリさんたち、マンガをあまりバカにしないで下さいね。マンガの一番の良さは「わかりやすい」こと。絵とセリフとストーリーで、読み手の頭にスッと入ってくる。知らず知らずのうちに内容が身につき、しかも忘れにくい。お勉強にマンガを活用したら、かなりの効果があると思いますよ。あなたも一度お読みになってはいかがですか?

(「わかりやすい」でいえば、(1)の歴史の項でNHKの歴史番組を楽しんできたことについて語ったが、このテレビの歴史番組も「わかりやすい」の1つだ。本で読もうとしたらなかなかタフになるであろうことが、映像になるととてもインパクトがあり、わかりやすく、かつ面白い。「歴史を学ぼう」と肩ひじ張るのではなく、TV番組で気軽に歴史に触れる。全く歴史に触れないよりは、この方がずっといい)

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2019年10月10日

ブロコレ倶楽部よ、永遠なれ!

私が愛読している競馬マンガ「馬なり1ハロン劇場」。単行本最新号の「2019春」の帯に、「応募者全員プレゼント このピンバッジであなたも『ブロコレ倶楽部』に入ろう!」とのお知らせがあった。ブロコレ倶楽部大ファンの私は速攻で申し込み、先日そのピンバッジが「BCC入会証明書」とともに届いた。届いたのが7日の月曜日で、よしだ先生のサイト「よしだみほ.com」の先生へのコメント欄の更新にギリギリ間に合うのですぐにコメントしたら、嬉しいことに下記の通り掲載されていた。例によって自慢&備忘録として、ここに載せさせていただく。


<私のコメント>

ブロコレ倶楽部バッジ、今日届きました! ブロコレなのに黄金の輝き、どういうことでしょうか?(笑)会としてはいつまでも輝き続けてほしい、という願いがこもっているのかな? これ、ぜひ競馬場につけていきたいですね! 府中で同じバッジつけている人を見つけたら嬉しいなあ。(デュークNave さんより)

<よしだ先生からのおへんじ>

「馬なり1ハロン劇場 2019春」の購入者全員プレゼント、ブロコレ倶楽部会員バッジ、ご応募の方皆様既にお手元に届いたでしょうか。もちろん私も持ってます! デザイン・試作段階から色々と意見や要望を出させていただき、マンガに描いた絵から私自身が「実際に存在しているとしたらこんな感じのもの」とイメージしていた通りの、シンプルでありながらもそれなりの高級感を漂わせた仕上がりになったと思っています。金色なのはあくまでも勝利を目指す競走馬としてのプライドの輝きです(笑)。競馬場に着けて行った人達が「あ、会員さんですか?」と声をかけ合ったり「そのバッジ、何?」と訊かれたりする光景が広がったらこれ以上の幸せはありません。まるまさん、webで「缶バッジを落とさない方法」を検索すると色々と対策が載っていますよ。ご参考になさって、どうぞ身につけてやってください。



さて、このBCCピンバッジ、いつ競馬用に着けていくか。今月27日の天皇賞(秋)が絶好だなと思い、東京競馬場の指定席をネット予約することにした。もし当選しなくても、当日早い時間に行けばいい。さあ、楽しみができたぞ。黄金の輝きのBCCピンバッジを着けている人を見つけることができるかな?

posted by デュークNave at 04:45| Comment(0) | マンガ・アニメ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする