2021年10月29日

「破戒のススメ 我慢の奴隷から脱出する44の行動哲学」(堀江貴文・著) 2021.10.27読了

堀江氏の著作はこれまでも何冊か読んだことがあるが、いつも感銘するのは「文章がとても読みやすく、表現が簡潔で、ポイントを的確に突いている」ことだ。このためその内容は常に濃く、読んでいて傍線を引きたくなる箇所がたくさん出てくる。それだけ鋭く的を射たことがたくさん述べられているのだ。

本書でもそれは同様で、特にコロナ禍で自粛圧力にさらされている多くの人たちを憂い、「縮むな、日本人!」と訴えている。とりわけやり玉に挙げられている「不要不急」に触れ、「不要不急こそ人生に潤いをもたらし、人間の活動を支える根幹だ!」と断じている。

確かに不要不急を排除したら、生活には何の潤いもなくなる。不要不急の楽しみ、娯楽、喜びがあるからこそ、人はメチャ込みの通勤電車に乗り込み、きつい仕事やアホな上司の𠮟責にも耐えられるのだ。

何年か前のNHK大河ドラマ「平清盛」で印象的だったのが、松田翔太演じる後白河法皇が吟じるこの小唄:「遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけむ」そう、人は遊ぶために、戯れるために生まれ、日々を送っているのだ。断じて、「会社のお仕事」に精力を奪われるために生きているのではない!

周りがみな同じことをしているので、会社にやたら拘束されている自分をおかしいと気づくことが、日本人にはなかなかできない。しかしコロナ禍で行動が制限されている今こそ、こう自問すべきだ。「こんな人生で俺は楽しいのか? 何が悲しゅうてこんなに仕事ばっかりやらされてるんだ? 俺の人生、どっかおかしくないか?」

書評とはかなり離れてしまったが、ホリエモンさんが言いたいこととは離れていないはずだ。私も改めて、「本当に生きたい人生」「本当にやりたいこと」を自問しながら、これからの日々を生きていきたい。そう思わせてくれた、心地よく背中を押してくれた一冊だった。
posted by デュークNave at 05:41| Comment(0) | 書評 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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