017. ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川
からくれなゐに 水くくるとは
(在原業平朝臣)
不思議なことの多い神代でも聞いたことがない。
竜田川が唐紅色に水をくくり染めにしているとは。
018. 住の江の 岸による波 よるさへや
夢の通ひ路 人めよくらむ
(藤原敏行朝臣)
住の江の岸に寄る波のよるではないが、
夜でも夢の通い路を通って逢えないのは、
あの人が夢の中でも人目を避けているからだろうか。
2026年01月19日
2026年01月17日
のたり気まま川柳 Vol. 26「ムチャ解散・総選挙」
今週のWeekly川柳のテーマは、これしかないという「ムチャ解散・総選挙」。

大嫌いな安倍(麻生)早苗首相が、衆議院本会議冒頭にいきなり解散する意向だという。
「内閣支持率が高いうちに、国会論戦でボロが出ないうちに解散・総選挙に打って出て議席を増やし、安定した政権運営を行いたい」
これ以外に理由は考えられない。毎日新聞の社説では「自己都合解散」と糾弾していたが、私はこれに「今のうち解散」というレッテルも加えたい。政権の維持のためだけに強行する解散・総選挙であり、あまりの露骨さと強引さに唖然とする。
予算編成の真っ最中、選挙権を手にしたばかりの18歳の高校生たちは本番直前、受験勉強の総仕上げの時だ。こんなタイミングで選挙などやられては迷惑千万のはずだ(実際昨日の毎日新聞の読者投稿欄には、「こんな時に選挙なんてやらないでほしい」という受験生からの切実な訴えが掲載されていた)。今に始まったことではないが、本当に高市(浜矩子さんは「タコ市」と呼んでいたが)という政治家は、永田町しか眼中にないんだなと思う。
5句目は有権者への我が警鐘である。この解散・総選挙がいかにムチャクチャであるかを、どれだけの有権者がわかっているか。これまで通りの「政治的思考停止状態」ではそれにも気づくまい。ムチャな高市政権に対する「正しい怒り」を持っている有権者がどれだけいるのか。今度の総選挙は、「有権者がどこまで政治的に目覚めているか」が問われる一大イベントだ。

大嫌いな安倍(麻生)早苗首相が、衆議院本会議冒頭にいきなり解散する意向だという。
「内閣支持率が高いうちに、国会論戦でボロが出ないうちに解散・総選挙に打って出て議席を増やし、安定した政権運営を行いたい」
これ以外に理由は考えられない。毎日新聞の社説では「自己都合解散」と糾弾していたが、私はこれに「今のうち解散」というレッテルも加えたい。政権の維持のためだけに強行する解散・総選挙であり、あまりの露骨さと強引さに唖然とする。
予算編成の真っ最中、選挙権を手にしたばかりの18歳の高校生たちは本番直前、受験勉強の総仕上げの時だ。こんなタイミングで選挙などやられては迷惑千万のはずだ(実際昨日の毎日新聞の読者投稿欄には、「こんな時に選挙なんてやらないでほしい」という受験生からの切実な訴えが掲載されていた)。今に始まったことではないが、本当に高市(浜矩子さんは「タコ市」と呼んでいたが)という政治家は、永田町しか眼中にないんだなと思う。
5句目は有権者への我が警鐘である。この解散・総選挙がいかにムチャクチャであるかを、どれだけの有権者がわかっているか。これまで通りの「政治的思考停止状態」ではそれにも気づくまい。ムチャな高市政権に対する「正しい怒り」を持っている有権者がどれだけいるのか。今度の総選挙は、「有権者がどこまで政治的に目覚めているか」が問われる一大イベントだ。
百人一首( 015 〜 016 )
015. 君がため 春の野に出でて 若菜つむ
わが衣手に 雪は降りつつ
(光孝天皇)
あなたのために春の野に出かけて行って、
若菜を摘んでいる私の袖に、雪が次から次へと
降りかかってくるのだ。
016. たち別れ いなばの山の 峰に生ふる
まつとし聞かば 今帰り来む
(中納言行平)
別れて因幡国へ去ったとしても、因幡の稲羽山の
峰に生えている松ではないが、あなたが待っていると
聞いたならば、すぐに帰ってこよう。
わが衣手に 雪は降りつつ
(光孝天皇)
あなたのために春の野に出かけて行って、
若菜を摘んでいる私の袖に、雪が次から次へと
降りかかってくるのだ。
016. たち別れ いなばの山の 峰に生ふる
まつとし聞かば 今帰り来む
(中納言行平)
別れて因幡国へ去ったとしても、因幡の稲羽山の
峰に生えている松ではないが、あなたが待っていると
聞いたならば、すぐに帰ってこよう。
2026年01月16日
百人一首( 013 〜 014 )
013. 筑波嶺の 峰より落つる 男女川
恋ぞつもりて 淵となりぬる
(陽成院)
筑波の峰から激しく流れ落ちてくる男女川が
しだいに水量を増やして深い淵となるように、私の恋心も
積もり積もって淵のように深くなってしまった。
014. 陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆえに
乱れそめにし われならなくに
(河原左大臣)
陸奥のしのぶもじずりの乱れ模様のように、
他の誰のせいで私の心が乱れ始めてしまったのか、
私のせいではないのに…。他ならぬ
あなたのせいなのですよ。
恋ぞつもりて 淵となりぬる
(陽成院)
筑波の峰から激しく流れ落ちてくる男女川が
しだいに水量を増やして深い淵となるように、私の恋心も
積もり積もって淵のように深くなってしまった。
014. 陸奥の しのぶもぢずり 誰ゆえに
乱れそめにし われならなくに
(河原左大臣)
陸奥のしのぶもじずりの乱れ模様のように、
他の誰のせいで私の心が乱れ始めてしまったのか、
私のせいではないのに…。他ならぬ
あなたのせいなのですよ。
2026年01月15日
百人一首( 011 〜 012 )
011. わたの原 八十島かけて 漕ぎ出でぬと
人には告げよ 海人の釣舟
(参議篁)
広い海原をたくさんの島々を目ざして
漕ぎ出してしまったと、都にいる人に伝えておくれ。
漁師の釣舟よ。
012. 天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ
(僧正遍照)
空吹く風よ、雲の通い路を閉ざしておくれ。
天女の舞い姿をしばらくこの地上にとどめておこう。
人には告げよ 海人の釣舟
(参議篁)
広い海原をたくさんの島々を目ざして
漕ぎ出してしまったと、都にいる人に伝えておくれ。
漁師の釣舟よ。
012. 天つ風 雲の通ひ路 吹き閉ぢよ
をとめの姿 しばしとどめむ
(僧正遍照)
空吹く風よ、雲の通い路を閉ざしておくれ。
天女の舞い姿をしばらくこの地上にとどめておこう。

